神戸新聞杯の特集記事

第56回神戸新聞杯

今週は、
菊花賞トライアルの第56回神戸新聞杯が
阪神競馬場で行われる。


第56回神戸新聞杯は、
NHKマイルカップ及び日本ダービーを制して
変則2冠を達成したディープスカイ(四位)だけでなく、
日本ダービー2着のスマイルジャック(小牧)及び
3着のブラックシェル(武豊)も出走することもあり、
本番の菊花賞へむけて大注目の一戦となる。


日本ダービー組からは、
1着のディープスカイ、2着のスマイルジャック、
3着のブラックシェル、8着のフローテーション(藤岡)、
9着のベンチャーナイン(武士沢)、10着のアグネススターチ(赤木)、
16着のモンテクリスエス(川田)及び
17着のメイショウクオリア(角田)が出走する。


ディープスカイは、
NHKマイルカップで1馬身3/4差、
日本ダービーで1馬身半差をつけて快勝しており、
実績的にも能力的にも断然である。


特に、ディープスカイの日本ダービーの勝利は、上がり34秒2と他馬を大きく上回る脚を使ってのものであり、ディープスカイが現3歳世代の最強馬ということだけは間違いない。


よって、第56回神戸新聞杯においては、
休み明けといえども、
ディープスカイが圧勝する可能性が高い
と競馬理論では判断している。


一方、スマイルジャックは、
日本ダービーで12番人気ながらも2着に好走し、
秋シーズンでディープスカイとの逆転を狙う。


しかしながら、スマイルジャックの日本ダービーの2着は、雨が止むとイン有利となる東京競馬場で離れた3番手を追走する絶好の展開に恵まれたものであり、内容的な価値は低い。


よって、第56回神戸新聞杯においては、
日本ダービーの2着だけで人気になるスマイルジャックに
あまり高い評価を与えるべきではない

と競馬理論では判断している。


一方、ブラックシェルは、
春のクラシックで善戦を繰り返しながらも、
勝ち切れない競馬が続いた。


ただし、ブラックシェルの日本ダービーの3着は、1コーナーで受けた不利が大きく応えてのものであって、不利さえなければ2着はあっただろう。


しかしながら、
日本ダービーにおけるディープスカイと
ブラックシェルとの上がりの脚があまりに違ったので、
例え不利がなかったとしても、
ブラックシェルがディープスカイを逆転するまでは
いかなかっただろう。


よって、
第56回神戸新聞杯におけるブラックシェルの評価は、
スマイルジャックより上でディープスカイより下

というのが妥当と競馬理論では判断している。


一方、フローテーション及びベンチャーナインは、雨の影響で外が伸びない馬場で行われた日本ダービーで大外を回って敗れたものであって、着順ほど悲観すべき内容ではない。

よって、
第56回神戸新聞杯が前潰れの展開になれば、
フローテーション及びベンチャーナインが激走可能
と競馬理論では判断している。


一方、モンテクリスエス及びメイショウクオリアは、
日本ダービーであまりにも負けすぎなので、
第56回神戸新聞杯で通用する可能性は低い。


別路線組では、
アインラクス(福永祐一)、オウケンブルースリ(内田博)、
ナムラクレセント(和田)及びヤマニンキングリー(柴山)に
注目している。


アインラクスは、若駒ステークスを制して3番人気で臨んだ弥生賞で7着に敗れてしまったが、超スローペースで前残りの展開で脚を余した敗戦であって、ブラックシェルと大きな差があるレース内容ではなかった。


よって、
第56回神戸新聞杯で極端に人気にならないようであれば、
穴馬としてアインラクスを狙うべき

と競馬理論では判断している。


一方、オウケンブルースリは、前走の1000万下特別でデストラメンテ及びダイワワイルドボアを寄せ付けずに圧勝しており、そのデストラメンテが次走で1000万下を圧勝し、ダイワワイルドボアがセントライト記念を制覇したことを考慮すると、重賞でも通用する素質を秘める。


第56回神戸新聞杯における
オウケンブルースリの課題は、
急激なメンバー強化だが、
ダイワワイルドボアがセントライト記念で
ダービー上位組を破っていることから、
ディープスカイ以外とならば大きな差はない
と競馬理論では判断している。


一方、ナムラクレセントは、
2連勝と絶好調で第56回神戸新聞杯に臨む。


特に、ナムラクレセントは、前走の1000万下特別において、ラジオNIKKEI賞で差のない4着に好走したスマートギアを破っており、メンバー比較では重賞でも通用する。


しかしながら、
第56回神戸新聞杯はラジオNIKKEI賞と比べると
かなりメンバーが強いので、
ナムラクレセントには抑え程度の評価を与えれば十分
と競馬理論では判断している。


一方、ヤマニンキングリーは、日本ダービーへの出走こそ叶わなかったが、きさらぎ賞において、日本ダービー5着のレインボーペガサス、2着のスマイルジャックと差のない競馬をし、日本ダービー3着のブラックシェルには先着を果たしており、一線級相手でも通用する能力を示した。


よって、
第56回神戸新聞杯においては、
ヤマニンキングリーがディープスカイの
2着争いに加わる可能性は高い

と競馬理論では判断している。


以上のように、競馬理論は、
第56回神戸新聞杯に出走する各馬の能力を分析した。


この分析結果に、
枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、
第56回神戸新聞杯の最終的な予想を決断する。


競馬理論のファンの方は、
第56回神戸新聞杯の予想をお楽しみに。

第55回神戸新聞杯

菊花賞のトライアルレースの中で最も菊花賞に直結する第55回神戸新聞杯が今週のメインレースである。


近5年の神戸新聞杯の勝ち馬は、シンボリグリスエス(岡部)、ゼンノロブロイ(デザーモ)、キングカメハメハ(安藤勝)、ディープインパクト(武豊)、ドリームパスポート(高田)であり、神戸新聞杯から数々の名馬が出現している。


今年も、この第55回神戸新聞杯から名馬が出現するのであろうか?


その第55回神戸新聞杯では、春のクラシックで好走したアサクサキングス(四位)、ヴィクトリー(岩田)、ドリームジャーニー(武豊)及びフサイチホウオー(安藤勝)が人気となる。


フサイチホウオーは、皐月賞で2番人気を裏切り3着、ダービーでは圧倒的な一番人気を裏切り7着に敗れており、第55回神戸新聞杯及び菊花賞を連勝して、春の雪辱を果たしたい。


フサイチホウオーの皐月賞の3着は、行ったきりで決着した前残りの展開のアヤによる3着であり、レース内容的には勝ちに等しい。


また、フサイチホウオーのダービーの7着は、イン有利な馬場で終始外を回らされたこと及び折り合いを欠いたことによるものであり、敗因ははっきりしている。


これらのレース内容から、フサイチホウオーが3歳世代のトップクラスの能力を秘めていることは疑いの余地はない。


そのため、フサイチホウオーが、第55回神戸新聞杯で復活勝利を収める可能性は高いと競馬理論では判断している。


ただし、フサイチホウオーは、ダービーでも単勝1.6倍という圧倒的な人気となったように、人気先行タイプである。


よって、フサイチホウオーが第55回神戸新聞杯でも実力以上に人気になるようであれば、能力に高い評価を与えつつも馬券的な期待値を高めるという観点で評価を落とすべきと競馬理論では判断している。


ヴィクトリーは、フサイチホウオーの追い込みを凌ぎ切って皐月賞を制したクラシック馬である。


つまり、ヴィクトリーは、第55回神戸新聞杯に出走する馬の中で実績的には一枚上といえる。


ヴィクトリーは、ダービーでは惨敗を喫してしまったが、スタートで出遅れてしまい自分の競馬ができなかったことを考慮すれば、ダービーの敗戦は度外視できる。


よって、ヴィクトリーは、皐月賞のように逃げる自分の競馬さえできれば、フサイチホウオーの追い込みを再度凌ぎきる可能性まであり得る。


特に、コース改修後の阪神競馬場の芝コースのレースは先行馬有利の流れになることが多く、ヴィクトリーにとって有利に働きそうである。
そのため、ヴィクトリーにとっては、アサクサキングス、コスモグルミット(長谷川)、ゴールドキリシマ(石橋守)及びホクトスルタン(横山典)などの他の逃げ馬との兼ね合いが最大のポイントとなる。


つまり、ヴィクトリーは、これらの逃げ馬との逃げ争いを制して楽に逃げられるようであれば、第55回神戸新聞杯でも好走する可能性はかなり高いと競馬理論では判断している。


アサクサキングスは、ダービーにおいて、14番人気にもかかわらず、ウォッカの2着に粘り込み、大万馬券を演出した。


しかしながら、アサクサキングスのダービーの2着は、極端にインが有利な馬場で単騎逃げとなったことによるものであり、レース内容的な価値は低い。
よって、アサクサキングスが、ヴィクトリー、ドリームジャーニー及びフサイチホウオーなどの有力各馬を再度破る可能性は高くないと判断している。


ただし、アサクサキングスがヴィクトリーとの逃げ争いを制するようであれば、ダービーを再現する可能性は多少高まる。


朝日杯フューチャリティーステークスを制し2歳チャンピオンとなったドリームジャーニーは、春のクラシック2冠の皐月賞及びダービーでは、馬場や展開が向かず、能力を発揮できなかった。


ただし、外が伸びない馬場で行われたダービーで外を回って好走したのは、アドマイヤオーラとドリームジャーニーだけであり、ドリームジャーニーは、3歳世代ではトップクラスの能力を秘めている。


また、ドリームジャーニーにとっては、名手武豊騎手が今回から騎乗する点も心強い。


蛯名騎手は、どんな展開であっても、後方から大外を回す騎乗しかしなかったが、武豊騎手がドリームジャーニーをどのように騎乗するかは競馬理論にとっても非常に興味深い。


よって、武豊騎手の騎乗次第では、ドリームジャーニーが、有力馬をまとめて差しきって、第55回神戸新聞杯を制する可能性まであり得ると競馬理論では判断している。


タスカータソルテ(福永祐一)やヒラボクロイヤル(鮫島)も、ダービー出走組だが、春のクラシックレースでの内容から、神戸新聞杯に出走する有力馬のような一線級の馬が相手では、正直苦しいといわざるを得ない。


また、第55回神戸新聞杯には、目立った夏の上がり馬も出走しない。


よって、第55回神戸新聞杯は、春のクラシックで善戦した人気馬同士で決着する可能性が高い。


以上のように、第55回神戸新聞杯は、菊花賞を占う意味でも重要な一線となりそうである。


フサイチホウオーが第55回神戸新聞杯を無事に通過できれば、菊花賞で念願のG1制覇を果たす可能性が高まる。


競馬理論のファンの方は、名馬の登竜門でもある第55回神戸新聞杯のレースに大いに注目して欲しい。